2002年(平成14年)
7月9日
昨日の記者会見を受けて,本日付けで,朝日新聞に下記の記事が掲載
されました。
朝日新聞 2002年(平成14年)7月9日 火曜日
(朝刊)14版【社会】25面
外務省 豪に釈放を要請10年前,海外旅行中のオーストラリアで麻薬密輸容疑で
「麻薬密輸」の邦人男性 「人道的配慮を」
逮捕され,無実を訴えながら実刑判決が確定して収監中の日
本人男女5人のうち,東京都内の浅見喜一郎さん(69)に
ついて,外務省は人道的措置として身柄を釈放するよう豪州
政府側に求めた。弁護団が8日,大阪市内で会見して明らか
にした。
外務省によると,今月3日と4日に,浅見さんの釈放を求
める書面を現地の大使と総領事名で,それぞれ連邦と州の司
法大臣に発送した。現地の領事が収監先の刑務所で5人との
面会を続けており,今回,最高齢の浅見さんについて健康状
態の悪化などを考慮して要請したという。
5人は捜査や公判段階での通訳が不適切で正当な主張がで
きなかったとされ,弁護団は「豪州政府は人権侵害を認め,
事件の審理も見直してほしい」と話している。5人のうち浅
見さんら4人は11月に服役期間が10年を過ぎるため仮釈
放になる見通しで,その場合は強制送還になって帰国する可
能性が高いという。
5人は92年6月,豪メルボルン空港で,スーツケースに
計13キログラムのヘロインを所持していたとして逮捕され
た。裁判で,スーツケースは,経由先のマレーシアで現地ガ
イドから「荷物を盗まれた」と言われて代わりに渡されたも
のであり,「運び屋にされただけだ」と無罪を主張したが,
懲役20年〜15年の実刑判決が確定。98〜01年に,国
連に救済を求める日本人初の個人通報をした。
(以上)
7月8日
本日午後1時30分から,大阪地方裁判所司法記者クラブ
において,弁護団が記者会見をしました。
内容は,「弁護団声明」の発表・質疑応答で約40分程度でした。
7月5日
日本政府が,
メルボルン事件受刑者1名の早期釈放
をオーストラリア政府に対して求めている旨が報道されました。報道内容については,以下のとおりです。
朝日新聞 (http://www.asahi.com/national/update/0705/011.html より)
服役邦人男性の仮釈放を要請 豪・州政府に外務省
川口外相は5日の記者会見で、オーストラリア・ビクトリア州の
刑務所に服役中の日本人男性(69)について、「人道的観点
から早期釈放の要請を行った」と述べ、仮釈放を早めるよう同
州政府に求めたことを明らかにした。日本外務省によると、男性から5月24日、メルボルン総領事
館に「体力が弱り、精神的にも限界だ。早く帰国できるようにし
てほしい」と依頼があり、今月3日に州政府に要請した。
まだ回答はないという。男性は92年6月、ヘロイン密輸容疑でメルボルン空港警察に
逮捕され、95年12月に禁固15年の有罪が確定。
無実を訴え、98年には国連の自由権規約(人権)委員会に、
再審などを求めている。(13:09)時事通信 (http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020705-00000234-jij-int より)
海外ニュース - 7月5日(金)13時5分
豪の日本人受刑者釈放を要請=政府
川口順子外相は5日の閣議後の記者会見で、オーストラリア・
ビクトリア州の刑務所に収監されている日本人男性受刑者(69)の
釈放を同州政府に要請していることを明らかにした。
外相は「受刑者は高齢で、体力的にも弱っている。人道的観点
から要請した」と説明した。外務省によると、男性は1992年6月に麻薬密輸容疑でメルボ
ルン空港警察に逮捕され、94年6月に禁固15年の判決を受け、
95年12月に刑が確定した。今年5月24日にメルボルン総領事館に対し、「早期に帰国でき
るよう州政府に働き掛けてほしい」と請願していた。
(時事通信)[7月5日13時5分更新]
4月8日
参議院議員の井上哲士議員(共産党)が弁護団を訪問、
それをふまえて4月11日の参議院の法務委員会で、メルボ
ルン事件について質問をされました。質問では具体的に事件の内容について触れ、
現地での外務省の対応、
法廷通訳の問題、
在外邦人の保護の必要性、
さらには,個人通報制度の批准
について質問され、それに対して外務省、法務大臣から
「前向きに検討する」との回答がなされました。4月11日の参議院の法務委員会での答弁の内容は
をご参照ください。